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2002-02-03 Sun 07:34
15年ちょっと前、東京に住んでた頃。 バブルのまっただ中、しかもコンピュータ業界だったため、仕事に追われて音楽関係の本も見てなかった。ある日新聞を見てたら「PINK FLOYD来日」の広告発見。 お、Pink Floyd。 こやつら最後に来日したのはいつだったけか。もはや伝説のバンドだ。 ロージャー・ウォータースが脱退後のツアーだが、奴のベース自体には興味はない。ギルモアのギターがあればいい。 だいたいいつ来るかわからんし、いつまであるかもわからんバンドだ。 今見ておかないと後悔しそうだったのでチケット購入を決意。7000円は高かったがしかたあるまい。 発売日にチケットぴあに電話かけまくったがなかなかつながらない。 いくらなんでもPink Floydがそんなに人気があるとは思えず、たぶん他の有名ミュージシャンの発売日と重なったんだろう、と思っていた。 ようやくつながり、武道館の公演は仕事上行けない日だったので、代々木を押さえる。 とれたのが2階席で見やすいところかどうかわからなかったが、まずは席を押えたことで一安心。 さて当日。もはや伝説とも言えるバンド、すさまじいステージセット、ライティングも楽しみだし、ちょっと早めに代々木へ。 駅から会場までぞろぞろ歩いている連中は原宿がそばにあるというに若者というより青年〜中年多し。私なぞ若い部類であった。 おお、Pink Floydだね。 ベテランバンドには客もベテランということだね。 しかも子供連れもチラホラいる。 いい教育だ、きっといい子に育つだろう、ただしシド・ビシャスみたいにはなるなよ、と思いつつ会場へ。 時間もあるのでグッズを物色したが高い。パンフレットのみ購入。 その後自分の席を探すために2階席をウロウロ。アリーナ席は既にいっぱい。結局人気あったんだなあと思いつつ、ステージの方を見ると巨大な円形スクリーンがある。 おお、まさにPink Floyd。 なかなか見つからずとうとうステージの真横にあたるところまで来てしまった。 そこで見たのが巨大な風船を空気を抜いてたたんだような代物。それが無造作に置かれていた。 空飛ぶブタだ。噂にきくピンクの巨大ブタを飛ばすのか。 おお、これぞPink Floyd。 というところで、自分の席を発見。 ものの見事にステージ真横。アリーナの一番後よりははるかにステージに近いし、傾斜があるため前の人の頭もじゃまにならない。 しかし問題はなにせPink Floyd。機材、ステージセットが真横までありこっちからの視線を完全にさえぎってる。つまりはステージはなにも見えない。 ステージセットの、しかも外側をずっと見てろと?まわりの客も不満そうである。 のんびり席を探していたため開演時間も迫っている。 このままこの席に座って音だけで我慢するか。それとも。 そういえば歩いてくる途中の通路に、ステージから一番遠いが正面から見られるところがあった。席はなく立ったままだが少なくとも正面から見られる。 通常公演中は席をたってはいけないことになってるし、係員もその辺にうようよしているが仕方がない。ステージセットの横だけを見るために7000円払ったわけではないのだ。 決意して、入り口の方にダッシュ。行ってみると既に何人か手すりによりかかって陣取ってる。でもまだ隙間はある。ラッキー。遠いことは遠いが真正面だ、ちゃんと見える。 始まる頃にはだいたいその通路はいっぱいになった。私の後ろにも人がけっこう立っている。自分の本来の席の方を見ると人はほとんどいない。そりゃそうだろう。みんな考えることは同じだよ。 お約束のように会場係員がやってきて一人一人に話しかけ説得している。応じる客は皆無。 私にも話かけてきた。 「席にお戻り下さい」 「席からじゃなにも見えねえんだよ(怒」 と一言だけ返し、あとは何を言われても無視。 見にくい、だったらまだ許すが、見えない席は許せんよ。 誰も動かず係員もあきらめて来なくなった。そりゃそうだ。どうしてもとなったらあそこにいた客一致団結、暴動だよ。 照明が落ちた。後ろの客に邪魔にならないように手すりにアゴをのっける。ちょっと辛いが仕方あるまい。始まっちゃえばもう楽しむだけ。 おお「Shine On You Crazy Diamond」だ。 いきなり泣かしてくるし。 おお、シド。 前半は新しいアルバム中心、後半はヒット曲のオンパレード。 最高だった。伝説を見た気がしたし、まさにエンターテイメント。 最後のライティングの凄まじさなんて口で説明不能。 会場全体が音と光に包まれたというか飲み込まれたというか爆発したというか食われたというか同化したというかなんというか。 涙が出るくらいの感動だった。まさに至福の時。時間よ止まれ、と本気で思った。 このツアーは二枚組のCDになってるし、ビデオも出ている。 内容はまったく同じだが(花火の有無の差はあるがこれは仕方がない)、凄まじさはビデオからじゃ伝わってこないな。 でもその時の感覚を思い出しながらちょくちょく見てる。 良かったなあ。 やはりいいモノは生に限る。 余談。 次の月に来日してきたのがもうひとつのプログレの雄であるYES。 もちろん見に行った。当然のごとく。クリス・スクワイヤーが来日するというのにじっとしていられるか。 |
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no.9:THE WALL/Pink Floyd
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2006-09-19 Tue 20:56 Black_BLACK_BOX
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| 【 光と音と 】 |
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15年ちょっと前、東京に住んでた頃。 バブルのまっただ中、しかもコンピュータ業界だったため、仕事に追われて音楽関係の本も見てなかった。
さて当日。
しかし問題はなにせPink Floyd。
照明が落ちた。後ろの客に邪魔にならないように手すりにアゴをのっける。ちょっと辛いが仕方あるまい。